シキンボとは何ぞや?!っていうと、後ろ足の部位の1つです。
基本的に四つ足の解体部位の名前は、牛肉からなぞられています。
詳しくはこの動画でどうぞ。
写真左から、外モモ・シキンボ・内ももです。
シキンボは別名「ヒレモドキ」とも言われていて、というか、そう言われるだろうなあと思わせるほど、ヒレ肉に似ています。
ただ残念なのは、後ろ足のほんの一部分の部位のため、量が少ないです。
普通の角皿にこの程度です。
ただ、やはり名前通り、見た目も触った感じもヒレ肉です。
じゃあ、シカのヒレ肉と言えば、単純にたたきにします。
このままバーナーで炙ります。瀬戸物の角皿ですが、直接火を当てなければ、まあ割れないでしょう。
私の中の「たたき」の定義とは、
表面を火で殺菌した刺身です。
十分炙りました、あとは切って完成です。
ハイ!!シカのシキンボのたたきです!!
わさび醤油でも、ショウガ醤油でも好みで、
とにかく旨い!!
あっはっは!生です!!
自己責任です!!
シカ肉の生食について、過去にずいぶん長文記事書いてます。というか、かなりのグレーゾーンの話だったので、どうしても言い訳のような文章が結果的に増えてしまいました。
さてさて、久しぶりの鹿肉の生食だったのですが、やっぱりこの旨さは別格ですね!!
あと、後ろ足のもも肉に、こんなにヒレ肉に近い部分があることを知りませんでした。
足の構造的に、シカとイノシシは似ていたので、多分イノシシにもシキンボがあると思われます。でもイノシシ肉のシキンボは生では食べられません。
焼いた時のヒレ肉って、なかなか火の通し方が難しい食材だったりします。
まあ全般的に、鹿肉は火の通し方が難しいというか、調理自体が難しいジビエではあります。
生食できる部分は良いんですけど、それ以外の部分をどう食べるか・・・例えば前足の部分をどう食べるのか?!ってなった時に、調理法を悩みます。
ただ、本当に久しぶりの鹿肉なので、出来る限り美味しく食べる工夫を考えることにします。
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