春夜に迷うブログ季語は難し

このブログを定期的に見ていられる方にはお気づきだと思われますが、
春先からブログタイトルをすべて俳句で作ることに挑戦してます!

元々プレバトって番組の俳句コーナーが好きで見ていました。
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ただですね元々純粋な理系脳の私にとって、完全な文系ジャンルの俳句はかなり難しくて厳しいと感じていました。
まず査定前の俳句が流れても良し悪しがわからず、才能無しって言われても、何が悪いのかがわからず、で夏井先生が手直しすると、それはさすがにずいぶんよくなったと感じることはできるのですが、なぜ良くなったのかはわからず、結局私には俳句の才能は無いんだろうなあって、ずっとずっと考えてました。

一方で私はブロガーなんですよね。長文とはいえ文章力で勝負してきたつもりです。
そして実は短文でも勝負していて、それがブログのタイトル記事です。
いつもいつも記事タイトルってずいぶん悩むんですよ。
狩猟ってニッチな記事だからこそ、できる限りわかりやすく、そしてたまたま見てくれた一般人にとっても、興味を持ってもらえるようなタイトルにしなきゃって、ずいぶんずいぶん悩むんできたんですよ。

で、閃いたんです!!
いつもいつも悩んできたブログタイトルに、とりあえず季語入れて、あとは17音にさえまとめることができれば、それは俳句的なブログタイトルになるのではないのかと。
元々興味のあった俳句です、それがブログ活動とリンクしたわけです。
こうなると私は行動が早い!
兎にも角にも俳句の世界に飛び込むことにしました。

まずは指南書としてこの2冊を買いました。
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さて夏井先生曰く、「現場に立つ」ことほど大切なことは無く、俳句の題材を求めて出かけることを「吟行」と言うらしいです。
まあ私は俳句を作るために狩猟も含めて日頃行動しているわけではないのですが、私のブログはすべて実体験での報告ですので100%現場に立った内容ではあります。
ちなみに「俳句の授業」から学んだことは、
季語+状況=俳句
ということです。
季語には五感と感情が含まれます。そのため、季語以外の状況には感情を含む言葉を入れないことがルールだそうです。

例えば私の過去のタイトルで説明すると、
「風光る地球儀で知る地政学」
ってのがあります。
季語は上五の「風光る」で、意味は、
春風がきらきらと光り輝くように感じられることをいう。陽光の踊るような明るさに、風にゆらぐ景色もまばゆい。春の到来のよろこびや希望を、吹く風に託した言葉。
って感じです。
季語に感情が含まれているってことがお判りいただけたでしょうか?
最初の5音を季語に使ったので、あとは中七・下五の12音残されています。そこに、
「地球儀で知る地政学」
を合わせた俳句です。この12音には全く感情は無く、単純に状況説明だけです。
解説すると、地政学という学問を地球儀を用いながら学ぶ本を読み、そこで得た知識のどれもが驚きに溢れていたという感情を、「風光る」で表現してみたって感じです。

つまり俳句って、よくもまあそんなものを観察したなあっていうような視点を持った状況説明に、そんな季語をぶつけるのか?!っていう感性が求められると、私には感じました。
もう少し説明を加えると、例えば季語を5音と限定すると、現時点で私の季語の選びはド素人で、この5音選びの旅は始まったばかりです。
しかし残り12音の状況説明に関しては、一般人よりも有利じゃないかと考えてます。
私は現猟師であり、ガスバーナー料理研究家であり、元アマチュアベーシストです。絶対的に一般の方とは違った景色や世界を見ている自負はあります。そのため、なんちゃって吟行による12音の状況説明には、ふんだんに個性を盛り込めるし、それを12音にまとめる能力もあると思ってます。

まあそうは言っても、正直現時点での自分のタイトル俳句が、素人俳句のどのランクにあるのかがまったくわかりません。
ただこの先、ある程度経験を積んだ後で、何かしらのコンテストに応募しようかと思ってます。
まあ応募方法は簡単ですね、自分のブログタイトルを眺めながら選べばよいのですから。


さて最後に、拙きながらも現時点での「ベスト俳句」を自分なりに選んでみました。
で、現時点で色々作ってきましたが・・・やっぱり一番思い入れ深いのは、2023年4月5日にアップした記事タイトル、
「春愁やセンバツのチアの盗撮」
です。
これは俳句として自分自身が一番出来がいいって考えているってよりも、かなりの難産中の難産だったので、自分の中で一番印象深い句になったからかもしれません。
正直、アップした後何度も何度もタイトルだけをアップし直した事実があります。
それは初期作品だったので、あまりにも稚拙な状態でアップしてしまったのと、本を購入して勉強を始めると、日に日に増す自分の俳句テクニックが過去タイトルを許せない気持ちになったことも強いです。

季語は「春愁」です。この季語はこの記事を書いた後に見つけました。
まあ「愁う春」でも意味的には一緒なのですが、冒頭に「春愁や」って言い切ったほうが強いアクセントになると考えました。
後の12音もずいぶん悩みました。
正確に言うと、春の高校野球における甲子園球場でのチアガールに対する色々とセクハラ的行為があるというSNSを見て腹が立ったって感情をまとめた記事であり、それを俳句にするなら季語で冒頭5音使ったので、簡潔でわかりやすい状況を12音にまとめなければならないわけです。
まあ元々ブログタイトルも短文でわかりやすく伝える作業でしたけど、俳句タイトルって、その究極だなあと思いました。
結果的に何を愁うのか?って説明が12音ではとにかく難しかったです。
最初は「チアガール」ってのが5文字なので、この5音を冒頭において俳句を作っていた記憶があります。でも高校野球とかセクハラ行為とか、言いたい状況が12音にまとまらなかったんですね。
今見ても、「センバツのチアの盗撮」って、簡潔に12音でまとめられたのは、我ながらうまくまとめたなあと思ってます。
まあ俳句として良い句になったのかは別ですけどね。

さてさて、今後はこんな感じでブログタイトルは俳句で紹介していきたいと思います。

まあ私の場合、プレバトからの夏井先生からの俳句なので、どうしても選んだ本は夏井先生からになってしまいまいた。ただ私のブログは狩猟関係者しか見てないと思うので、いくら俳句を勧めても食いつきは無いと思われます。ただ私の最近のブログタイトルを見て、「ああそんな簡単な感じでも俳句って作れるんだ」って思ってくれた方がいたならば、私の想いが少しでも伝わったかなあと思います。

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