先日、福井新聞にこんな事件が載りました。
記事に記載されていた写真がこれ。
で、弾の跡の詳細がこれ。
まあ素人目に見ても、散弾を撃ち込んだ跡でしょうなあ。
高速道路ってのも問題ですけど、まあ場所です。
現場がニュースの書いてある福井県鯖江市鳥羽町ってのを信じると、写真のように北陸自動車道の川の上に高架がある場所ってのは、ここしかないです。
でかい画像をブログ上で縮めたので、クリックしてもらうと元画像が見れます。
紹介した事件記事タイトルでは「法違反の可能性」なんて甘いこと書いてますけど、この行為はきっちり銃刀法違反行為なので「犯人」って言わせてもらいます。
多分この犯人は、川縁に下りた状態で川下から川上にカモを探していたのだと思われます。マップで言うと左から右方向です。
で、犯人はカモ撃ちの散弾銃所持者です。これは間違いないでしょう。
さて、なぜ川下から川上にカモを探していたのかというと、川上方角でカモを仕留めた場合、万が一川に落ちても下流の自分のいる方向に流れてくるからです。
で、先ほどの高架の写真で言うと、トラックが左方向に走っているのがわかります。つまりトラックは北から南、マップで言うと上から下方向に走っているわけです。そのためマップで言うと右から左に撃ったことになります。川の流れで言うと、実は川上から川下に向けた方角に撃ち込んでいるのです。
推測するに、マップの左から右へ、川下から川上へ、そして高架を越えて犯人はカモを探していたのではないかと思います、でようやくカモを見つけたのでしょう、姿を見られて飛ばれたか、あるいは水面のカモを狙って撃って外れて飛ばれたか。
まあどちらでも良いです、で、カモは川下に逃げたのでしょう。つまりマップ右から左へ。それをクレー射撃の要領で、銃を振りながらカモ狙って撃ったんじゃないでしょうか?!
で、その先にたまたま高架があったんじゃないか?!それも高架の鉄板の穴の開き方からすると、100m以上飛んで当たった感じではなく、きちんと殺傷能力ある近距離の事故じゃないか?!
ってのが、今回の事故の真相ではないかと、私は想像します。
付け加えると、川下から川上へ高架を越えて探したってのがミソで、私の想像とは違って川上から川下へマップで言う右から左へ移動していた場合を考察すると、カモを探しながらもどんどん北陸自動車道が近づく方向に向かっていったわけです。で、目一杯まで近づいてガサドン・・・って、さすがにですね、高速道路が目の前の方向にあるのを知っていて、心境的にその方向に散弾撃つバカ猟師さすがにいないですよ。
これが今回の事件の私の推理です。
ただ今回の事件、単純にラッキーだっただけす。
とにかく最初の写真を見てもらえばわかりますけど、方向とタイミングによっては、多大なる大事故になっていたと思われます。
最悪のパターンで言うと、大型トラックの運転手に着弾、そのトラックは暴走後横転、後続車が次々と玉突き事故、トラックの荷物が燃料系でそれが着火し爆発、巻き込まれた後続車があまりに素早い火災に逃げ遅れて搭乗者もろとも多数の死傷者・・・。
つまりこの事件、大事故になってなかったから、地方紙の小さな記事で終わってしまいましたけど、状況によっては全国ニュースになっていてもおかしくないくらいの事件でした。
一応私も猟友会の会員ですから、狩猟関係での根拠ない風評被害については徹底的に戦う覚悟はありますが、今回の件に関しては同僚を守る気は一切ありません!逆にギッチリ責めてやりたい気分でいっぱいです!!
犯人よ!もう銃持つの止めな!!
福井県人の猟師全員が迷惑だ!
そして日本全国の猟師が迷惑する!!
現在、高齢者が自動車免許を自主返納するように、銃の取り扱いの判断が難しいと思えた奴は自主返納しなきゃならない!!
って私はこの事故のニュースを聞いて思いました。
ああ、春だというのに心が塞ぐ。
この記事へのコメント
黒猫
弾痕が200ちょっと見えますから、30グラム程度の装弾として5号か6号。カモ撃ちによく使われる号数ですね。
偶発事故にしても危険度が高いです。テッポ持つヤツ、悪いヤツという認識が広まりますね。
ちなみに私は、福井市の河川敷で未使用の実包を6個ほど拾ったことがあります。福井の河川敷って雉とかカモが多いので関西方面からのハンターの方が人数が多いと思います。福井県民でないことを願います。。。
morimori
いやあ!笑えない!その程度の銃の扱いの奴だと、確かに単純暴発もありますね。
今回の記事は、ちゃんと狩猟をしている中の、出来るだけ有り得そうな状況下だけ書きました。
なるほどなあ・・・パターンテストか・・・。以前ネットで、山の中にあるカーブミラーに散弾が撃ち込まれたものを見たことがあります。カーブミラーなんて道沿いにしかありませんからね。故意に発砲するバカも世の中にはいるのかなあ?!