春行くやジビエ頬張る酔虎夢 (福井県池田町にあるジビエ料理屋に食べに行きました)

福井県池田町の山中に「酔虎 夢」っていうジビエ料理屋兼民宿があります。
以前からその存在は知っていたのですが、先日ようやく念願の初訪問となりました。
DSC08544.JPG
ちなみに酔虎夢は土日祭日のみの営業で、事前予約が必要です。

夜の宴会プランになるとまた別料理が出るみたいですが、基本的にランチの場合、イノシシは焼肉スタイルで、シカは鹿ソースカツとして出てきます。
で、それらと、季節の山菜のてんぷらの全部入りのどんぶりが、写真の山賊丼です。
sanzoku.jpg

いやあ!正直驚きましたね!
イノシシもシカも美味しかったです!!
イノシシは極薄切りのタレ焼スタイルです。やっぱりイノシシ肉は凍らせてからのスライサーってのが、美味しく食べる秘訣かもしれません。
シカは5㎜程の薄さでソースカツにしてありました。ソースカツは福井県ではソウルフード的存在ですけど、なるほどなあ、淡白なシカ肉には揚げてからのソースってのは合うんだなあと思いました。

あと、この山賊丼と、いのしし焼肉丼と、鹿ソースカツ丼は、テイクアウトできますので、料理の注文の際にテイクアウトも注文しておけば、食後スムーズに持ち帰ることができます。
それから多少量が多いので、詰め込めるタッパーを持って行った方が無難カモ。

さて、最初の写真をもう一度見てほしいのですが、食事処は階段上がって2階です。で、屋根にロフトのようなものがあります。
DSC08545.JPG
これ建物内に入ってから2階の食事処から見上げるとわかるのですが、半分吹き抜けになっていて、多分ロフト部分が宿泊施設になっていると思われます。
sinsitu.jpg

で、これも推測でしかないのですが、多分1階部分が風呂場ですね。
huroba.jpg
つまり宿泊する場合は、一組しか宿泊することができません。
で、プランはこんな感じです。
syukuhaku.jpg
宴会料理プランだと、鹿のたたきとか熊料理とか出てくるみたいですし、一泊二食で12,000円はお得感ありますね。
県外の方だけでなく、単純にジビエに興味のある福井県内の方でも、お勧めの農家民宿です。

そして池田町は改めてみると、民宿やロッジやキャンプ場等、宿泊施設はとてもとても充実していて、かつ自然豊かな環境なので、家族連れの方やアウトドアの好きな方や、自然が好きな方には、本当にお勧めのスポットになると思います。




さてさて、越前市から山越えて、池田町に入って平坦な道になった時に、トトロが出迎えてくれました。
DSC085381.jpg
うーーーん。
トトロかこれ?!
DSC085382.jpg
新種のネズミじゃね?!
っていうか、猫バス怖すぎるんだけどさ・・・。
DSC085383.jpg
いやあ!!なかなか楽しい出迎えでした!

あと、池田町の観光スポットの1つに、かずら橋がありまして、
DSC08540.JPG
ひいやあああああ!!!!
思っていたよりも怖すぎる!!
DSC08541.JPG
この日、明け方まで雨が降っていたこともあって、川の水量も多いわ、足元も滑るわ!!
DSC08542.JPG
地味に隙間大きいところあるわ、当たり前だけど揺れるわ!渡り切ったら、戻らなきゃいけないわ!!
はあああああ、行きも帰りも怖かったです。
でもまあ楽しかった。

で、かずら橋の料金所方向の広場に水車小屋がありました。
DSC08543.JPG
なんか良いですね、趣があります。

なんか、色々と池田町を満喫してしまいました。
正直、こんなに魅力的な地区だとは知りませんでした。

他にも現時点で日本一ではないですが、池田町には強烈なジップラインがあります。
またここには、アドベンチャー施設やBBQ施設、各種の宿泊施設もあります。

まあ正直、池田町は車で来ないと、色々と不便な場所ではありますが、施設・設備は充実していますので、県外者の方でもお勧めの場所です。
以上、酔虎夢と池田町を満喫した1日をお送りしました。



P.S.数か月前にこんな記事がネットニュースで話題となりました。
「移住者は「都会風吹かさないで」…福井県池田町の広報誌に載った“七か条”に住民反発、考えた区長会の思いとは」
このニュースの元々の地区が今回の記事で書いてきた池田町です。この話題の発端は、いわゆる田舎暮らしに憧れる都会人が増えて、実際に池田町に移り住んだのはいいけど、田舎特有の習慣に馴染めず、自分の主張ばかりを押し通そうとする移住者が増えたことが原因です。
で、この七か条に池田町住民も、ネットで知った都会系住民も、反発の反応をしました。
でも私はあえて言います。「村には村独自のしきたりがある。それは歴史的文化を伴う物である。まあ住人の中には煩わしいと思う人間もいるかもしれないが、それでも渋々参加せ座労得ない、その土地独特の風習である。例えば池田町に賃貸マンションがあって、都会移住者がそこに住んでいるのであれば、そんなしきたりに染まる必要はない。しかし一軒家への移住、地べた続きの土地で、村の一員として住むのであれば、それは村の風習に染まるべきである。それが嫌なら、村八分となり、それすら耐え難いのなら、その村を去るしかない。都会人よ、田舎暮らしに夢を見過ぎるな!田舎だからこその人間関係のつながりの強さを考えてみたことがあるか?それは都会人では考えられないほどの強さだ。それなのに都会の煩わしさに耐えきれないという動機で田舎に逃げてこようものなら、田舎の煩わしさに負けてしまうのは当たり前のことではないのか?!七か条程度で甘えるな!!田舎に住むならば、もっともっと覚悟しなければならない風習は7つでは済まない!!」
正直、福井県人の私は、別に池田町でなくても、その土地に住む限りの煩わしさの話ってのはよくよく聞く話ではあります。例えば大阪の岸和田市に住む限り、だんじり祭りからは逃げられない生活となるのではないでしょうか?生まれながらその風習にさらされ続けて生きてきたときに感じなかったことも、突然その土地に住み始めた時に、強烈な違和感を持つってのは仕方のないことです。
私が言いたいのは、池田町が公表したことに対してのフォローではなく、都会人の生半可な田舎暮らしへの憧れに対する、強烈な反対意見です。



この記事へのコメント