アメリカの首都ワシントン、そこを拠点とした新聞ワシントン・ポスト紙に、なぜか日本における僻地福井県が紹介されたとのことです。
もっと正確に言うと、
「世界各地から「人混みを避けて、2024年に旅すべき場所」として12カ所を選んだ特集の中で、福井県を紹介した」
とのこと。
つまり現時点で、東京・京都・大阪は外国人観光客だらけだけど、福井県なら観光客なんて誰もいませんよってことです。
あっはっは・・・まったく反論できません。
さて、福井県が選ばれた理由なんですが、2024年3月16日に北陸新幹線が福井県にまでつながり、東京から約3時間でつながることが大きな要因のようです。
で、観光の目玉は永平寺だとか。
まあ確かに永平寺も恐竜博物館も東尋坊も、福井県のトップ観光地なんですけど、なにせ交通の便がねえ・・・。
あと、東京発の北陸新幹線って「かがやき」と「はくたか」なんですが、福井駅と終着駅の敦賀駅には止まるんですが、その他の駅はほぼほぼスルーなんです。
私の住居地からすると、福井駅と敦賀駅の間にある「越前たけふ駅」が最寄り駅となるんですが、かがやきなんて「1日2便」です!!
ふざけるな!!サンダーバードを返せ!!
さてさて、その穴埋め的役割を担うのが、北陸新幹線「つるぎ」です。
現在は富山ー金沢間のつなぎとしての役割ですが、福井延伸後は富山ー敦賀間となります。
で、越前たけふから金沢までが最速約40分、富山までが約1時間ととても便利になります。
正直富山県って、福光射撃場かアウトレット北陸小矢部くらいしか、行ったことないんですよね。
つるぎのおかげで、北陸三県の行き来が身近になるかもしれません。
最後に永平寺の豆知識を1つ。
福井県人からすると永平寺って、「有名なお寺で、観光名所」ってくらいにしか感じていません。
しかし永平寺は曹洞宗の開祖道元が作った総本山です。
で、曹洞宗っていわゆる禅宗なのですが、質素・倹約で修業が主になる宗教ですから、江戸時代には多くの武士が曹洞宗を選んだそうです。
で、武士の多くは江戸にいました。
つまり現在でも東京人の多くは曹洞宗なんです。この事実を福井県人は知りません。
そのため北陸新幹線が福井県まで延伸した場合、外国人観光客よりも東京人が永平寺に訪れる可能性が高いんです。
さてさて、どうなることやら。
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