金沢旅行としては後半記事、初めてこの記事を見られた方は、前回の前半記事から先にどうぞ。
さて方向としては、にし茶屋町から新竪町商店街に歩きます。
結構な距離あるのですが、散策でないと出合えない場所も多いため、ここは歩きましょう。
●谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
ここの施設の最大の展示物は、迎賓館赤坂離宮和風別館「游心亭」の広間と茶室を原寸大での再現です。
正直、それだけがメインだと思っていたのですが、そこからの眺めが絶景でした！！
素人が何気に撮ってこれです。
多少の紅葉が入り、天気も季節も恵まれましたね。
旅の良さって、こういう偶然の出会いにあります。
そういう偶然の出会いを増やすためにも、事前の入念な計画は必然です。
でも、入念な計画をすればするほど、現地での思いがけない出会いって新鮮な驚きに繋がります。
つまり旅行中は計画プランに必ずしも従わず、偶然の出会いの方向性を大切にするのが、旅行の醍醐味でだと私は考えます。
●つば甚・つばや坂・穂濤
つば甚と穂濤（ほなみ）は料亭です、どちらも昼食がありますので、犀川沿いで金沢らしい和食を堪能したい旅行者にはお勧めです。
さて、つば甚のすぐ横に小さな小さな小道があり、それが鬱蒼とした小さな階段に繋がり、それがつばや坂です。
つばや坂を下り切ると犀川沿いに出て、新竪町に向かうと穂濤に出会います。
どちらも犀川沿いの料亭として名店で、せめて面構えだけでも見たかったんです私。
特につば甚は金沢の料亭の中でも100年の歴史を超える名店の1つらしいです。
今回の私のプランで、どうしても金沢の食の魅力も存分に味わいたい方は、妙立寺とつば甚を予約することがベストでしょう。
私には敷居も予算も高すぎましたので、こんなプランになりました。
●factory zoomer
この店を簡単に言うと、高級雑貨のセレクトショップです。
元々私のこの旅のアイデアは、多少古い本ですが、この本が参考になっています。
この本の最初に紹介されているのがfactory zoomerの辻和美さんで、この本の前半はこの辻さんの金沢紹介本です。
で、辻さんに魅了されて犀川沿いを歩くプランになったほどです。
ただ一度店の前を通り過ぎてしまったほど、外観は自己主張が弱い店でした、皆さん気をつけましょう。
でも店内は、セレクトの品は値段も含めて自己主張の強い店でした。
でもね、こういう店って大切なんですよね。
日頃目にする商品が、いかに消耗品であるかってことを理解させてくれるものですから。
店を後にして、商店街まで川沿いの散歩です。
これも陽に恵まれて、気持ち良いお散歩となりました。
犀川川沿いでピクニックランチしているグループも多数見かけました。
そんな秋の陽気でした。
●新竪町商店街
旅後半となるメインの場所なんですが、メチャクチャお勧めってわけではないです。
どちらかというと、シャッター街って寂れた感じの店も多く、金沢駅前や21世紀美術館のような強烈な人混みも見ません。
しかしチラホラと頑張っている個性的な店もあって、私的に一度ちゃんと回ってみたい商店街ではありました。
こういう系の店の場合、一期一会の場所も多く、少しでも気になったらふらりと入ってみることがお勧めです。
さて、今回の旅行計画で新竪町商店街でチェックしていた店を紹介しておきます。
「taffeta」「KiKu」「Phono」「benlly's&job」
「おはなしのつづき」「ギャルリノワイヨ」
一番長居して面白かったのは「おはなしのつづき」です。
もちろん調べていた以外の店も見つけてふらりと入って面白かったです。
こういうお店たちを面白がるかどうかって、まあ人によるかもしれません。
結局、セレクトショップってその店主の趣味嗜好に合うかどうか？！って部分でまるで評価が変わってきますから。
セレクトショップ巡りって、自分の感性に合う店主見つけになるのかなあ。
私は好きなんですよね、例え自分に合わなくてもこだわりのある店って。
何て言うかなあ、インプットとアウトプットのバランスってあると思うんですよ。
で、例えばこのブログがアウトプットの最前線です。
そしてそのアウトプットのための情報を入れるためのアンテナを立てる行為がインプットだと思ってます。
私はインプット先として取るに足る旅先でないと、計画プランに選ばないのかもしれません。
以上、私が提案する金沢1日旅行プランでした。
まあお日柄に恵まれすぎましたね。
一応週間天気予報を毎日確認しながらプランを発動したので、偶然ではないんですけど、それ以上の恵まれかたでした。
その１でも書きましたが、万人向けの金沢旅行プランではありません。
マイノリティ向けの金沢旅行プランなのですけど、セレクトショップの話と同じで、私の感性を面白がっていただける方なら、非常に面白い金沢旅行プランとなっています。
それでは、良いご旅行を。
P.S.最近偶然見つけて、この旅行の帰りにもどうしても寄りたい店となりましたので紹介します。
加賀にあるバームクーヘン屋Kikkado（キッカドウ）です。
バームクーヘンというと、福井県に住んでいるせいで、関西圏内で一番有名なのは滋賀県のクラブハリエです。関東圏で言うともっと美味しい店があるのかもしれませんが、私の感覚で言わせてもらうと、クラブハリエよりももう、ずば抜けて美味しい店と出合ってしまった感じです。
本当にとある旅行帰りでたまたま見つけて、何となく気になって立ち寄り、何となく買って食べてビックリ！！ってのがKiikadouでした。
今回、元々は金沢1日旅行だったのですが、夕方前にすべての計画を終えたために、それならって、立ち寄りたい店に変わってしまいました。
さて上記左上がバームクーヘンの季節限定イチゴ味、右上がバウムクッキー。
そして写真下が冷蔵保存商品となる、アップルバームクーヘンです。
前回購入した時、ノーマルなバームクーヘンももちろん、バウムクッキー美味しさにやられ、やっぱりアップルバームクーヘンの旨さにやられてしまいました。
私は子供の時にアップルパイって好きだったんです。
でも大人になってから美味しいアップルパイに出会っていないことに気が付きました。
それ以来、様々なアップルパイを試してきましたが、結局今に至るまで出会えていません。
しかしKikkadoのアップルバームクーヘンは、大人になってから出会ったアップルパイを簡単に超えるほどの満足感でした。
北陸から遠い方でも、上記HPから入手可能なので、興味ある方は試してみてください。
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