シカのたたきでわさび醤油ソースを改良した件

今期もまた知り合いからシカをもらいました。本当にありがとうございました。

さてさて、それほどバラした日から日にちが経っていなかったので、ヒレ肉をたたきにしました。
調理は簡単、ガスバーナーで数度炙るだけ。
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表面は全面カッチリと火を通すけど、触るとブヨブヨの感じ。これがたたきとして炙る目安です。

一応衛生上の話をすると、サルモネラ菌等の食中毒系の細菌は、肉の表面で増殖するので、見た目的に全て炙り終えた状態なら、表面の細菌は全て死滅しています。
あとは肉の中に潜み入るE型肝炎ウイルスですけど、私はその可能性はほぼないと考えています。
その根拠を示した記事はこれ。
ずいぶん古い記事で、雑談も多いので文章量も多い記事ですけど、いまだに私は基本的に同じ考えで、シカ肉も鴨肉も、そして牛肉も鶏肉も生食は安全だと考えています。
生食完全NGは、豚肉やイノシシ肉です。生肉が好きな私でも、一度もイノシシ肉を生食したことないです。

で、シカのヒレ肉のたたきの完成です。
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付け合わせはカイワレで、ソースはわさび醤油ソースです。
以前にザっとソースレシピは載せてます。

今回もう一度ソースレシピを紹介しながら、改良します。
基本的にカルパッチョソースです。レシピが無いと作れない方はネットでカルパッチョソースを検索し、そのレシピに適量の醤油をワサビを追加すればよいでしょう。
正直、毎回私は目分量なので、正確なレシピではないのですけど、
オリーブオイル:醤油:レモン汁=2:1:1
が基本的ですね。
あとは胡椒と、思っている以上のチューブわさびを入れれば、いつものわさび醤油ソースです。

今回の提案は、そのわさび醤油ソースに、適量のバルサミコ酢を加えることです。
試してもらえばわかりますが、美味しさの階段を1つ2つ上がる感覚です。
元々シカ肉は淡白だから油と合うんですね、そして生でも多少のシカの野性味があるんですけど、それと実は酸味が合うんです。
元々レモン汁は入っているのですが、単純な酸っぱさから、濃厚な酸っぱさに変わる感じです。
その濃厚さが淡白なシカに合います。

一般家庭でバルサミコ酢の美味しさを味わうには、スーパーでカルパッチョを買ってきて、バルサミコ酢を適量かけて食べるのが一番手っ取り早いでしょうね。
実はバルサミコ酢は、いろんな肉料理にお勧めです。


P.S.バルサミコ酢は特に牛肉ステーキに合います。手軽に試すなら、塩コショウで牛肉を焼いた後、焼肉のタレとバルサミコ酢を1:1で加えて仕上げます。バルサミコ酢は火を通すとどうしても酸味が飛ぶので、試食して酸味が薄いのであれば少々加えて完成とします。
このやり方、豚肉でも合います。というか、バルサミコ酢は肉料理全般に合います。
肉料理がお好きな方なら、持っていて損のない調味料の1つです。

この記事へのコメント

  • るな

    バルサミコか…
    美味しそうですが、専用で追加しないと…
    一般家庭にある調味料では、代替え候補ありますか?
    2025年04月04日 17:16
  • morimori

    いやあ!代替えは難しいです、逆にだからバルサミコ酢をわざわざ使うんです。
    例えばドレッシングを手作りするとき、油と酢を使うと思うのですが、その酢をレモン果汁や赤ワインビネガーとかに代替することは可能です。でもバルサミコ酢って、酢といいながら、酢の代替にはなりません。なんと言いますか、独自の風味が強いんですね。その風味が肉料理全般に合います。特に牛肉に。
    もちろん豚肉にも合いますよ、例えば酢豚なんかにバルサミコ酢使うと美味しくなるでしょう。
    豚肉に合うということは、イノシシ肉にも合いますよ。脂の強いカモ肉にも合うでしょう。
    たまに使うと癖になるのがバルサミコ酢という調味料ですし、小瓶ですから、買うならいいもの買って試してください。
    2025年04月04日 20:04